α55をいじくりまわしてみた。

 さて、話題の機種α55ですが、当然のごとく私もカメラ好きとして気になっていたわけですが、幸運にも色々と実験することが出来たのでその使用感等をざっと書いてみようと思いますヽ(*´∀`)ノ

◆秒間10連写◆
まずここだと思いますが、結論から言うとシャッターは切れます。とても早いです。音はNEXをブーストしたような感じでキュシキュシキュシ!!と勢い良く連写する感じですね。ただ、標準レンズの方はそこそこ追従してくれるものの、キットの望遠レンズでは動きの早いものは難しいと感じました。5~10m程度はなれた早歩き程度の物体でも合ったり合わなかったりします。ちなみに速度優先でなくHi連写(6コマ)にしてもあまり改善しなかったのでレンズの限界でだと思います。それと10連写で追うと2秒ほどで一度止まって暫く書き込み中になります。そこはエントリークラスなのでしょうがないとは思います。Gレンズ等の高級レンズ群でもキヤノンやニコンほどのスピードが出せないという現状だと、このボディ自体のAFは悪くなくても、レンズの方が足をひっぱっているといえると思います。特に望遠メインの方だと連写は効くのに思ったほどの成功率ではないという事があるかもしれません。ただ、置きピンや標準レンズメインの場合は10連写で助けられる場面も結構あると思います。
◆連写中の液晶とEVF◆
とりあえず結論から言うと正直ずれてる感はあります。ですが、いままでの秒3コマ程度の表示に比べれば一応10コマ表示されるので何となく追えなくはないという感じです。それは液晶でみようがEVFでみようが同じです。その他普段のEVFのみえ具合に関しては、ピンと合わせは非常にやりやすいです。マニュアルフォーカスが苦手な人でもそこそこ出来る位のヤマのつかみやすさはあると思います。
◆AUTO+◆
サイバーショットのWX5に入っていた機能とほぼ同じように2~6枚の写真を高速連写して合成する機能。ノイズが少なくなったり暗部を持ち上げたり白とびを防いだり勝手にしてくれる。WX5の時にも本当にビックリしましたが、適当にシャッターをおしっぱにするだけで場面場面で適当な枚数を撮って勝手に合成します。かなり早く動いている人でもそこそこ止まりますし、かなり暗くてもしっかり写ります。合成しても分裂したり分身したりすることはまずありません。処理が遅いのとおしっぱの感覚がなにか不思議な感じですが、すごい機能だと思います。
ちなみにノイズを減らしたい、ケドオートは嫌だという人のためにマニュアル系のAvとかTvとかのモードでもISOAutoで連写合成でノイズを減らしたりISO固定で連写合成したりもできるので、ソニーの連写合成は意外と使いでのある機能だと思います。

◆HD動画◆
 AVCHDのフルハイビジョンか、MP4の1440×1080が選べます。もちろん640×480も選べます。
とりあえず、AVCHD以外の選択肢はあまりオススメできないかなと感じました。なぜかといえば、パンしたりちょっともち手が揺れた時に出るゆがみがあまりにも大きいからです。俗に言う「コンニャク動画」というヤツです。一眼の動画だと少なからず目立つ機種が多かったのですが個人的な感覚からいくと、コンニャクになりやすさ度は
キヤノン機<ペンタK7(サムスンだから?)<ニコン機&Kx(ソニー製だから?)
という順番だったのですが、ニコン機のコンニャク度合いと同じくらいグニャグニャになります。
この点は本当に残念で、動画目当てでα55を狙っていた方は必ず店頭で確認した方が良いでしょう。
 動き物に追随するAFがあるのに、追随してカメラを動かすと像が著しくゆがむ・・・非常に残念です。

 ただし、AVCHDに設定するか640×480の設定にすると多少は改善するようです。恐らく理由としては
AVCHDの場合30p→60iに書き出す時に修正しているということで、640×480の時には処理がラクで早いのでズレが大きくならないということだと思います。デジタル一眼のプログレッシブ動画は画像上方のデータから順番に処理する方式ということでカメラを振ると処理が追いつかずグニャグニャしてる感じになりますが、30pを60iに書き出す時にその順番を自然に見えるように入れ替えればある程度修正は可能だという予測が成り立つので、AVCHDモードだとゆがみが軽減されるのだと思います。640×480はせっかくフルHDが使えるのに・・・という事で、結果AVCHDモードがオススメかと。

 あともう一つ注意する点があるとすれば、やはり望遠レンズの追随性でしょうか。AFの速さは当然静止画の時と同じになるので、被写体がある程度素早くコチラへ向かってくるときにはやはりピンが外れた状態になります。本体のAFのせいでは無いと思うのでそこはソニーが爆速AFの望遠レンズを作れば解決するはずです。
そして望遠レンズを使っている時にズームをしようとすると上記の像のゆがみがとても気になります。出来ればパワーズーム(電動ズーム)の望遠レンズを用意してホシイところです。望遠レンズのAFでついでにいうと最短付近にピントを合わせておいてその後20m程はなれた被写体にピントをあわせようとしたところ、6秒かかりました。コレはいくらなんでも何とかしてほしいです。

 さらにもう一点気になったことが。蛍光灯のフリッカー現象に猛烈に反応することです。かといってシャッター優先で動画撮影が出来るわけでもないので、室内で撮影すると蛍光灯の位置によっては猛烈にチカチカします。コレはいくらなんでもオートだからって対応できるはずなのでファームアップで何とかしてほしいところです。画質を期待して動画を撮るのにこのチカチカはとてもがっかりしてしまいます。最悪シャッター優先が出来ればいいので。

 結果としてはα55の動画機能はAVCHDモードにまず設定して、その上でキットの標準レンズ以上のスピードのAFが出来るレンズを付け、さらに蛍光灯の無い外で撮る、という事が必要だと結論しました。日常のお出掛けや旅行などではとても活躍しそうですが、運動会や家庭の室内で撮るのがメインならまだ様子を見たほうが良いでしょう。(ファームアップや次回の機種や、新しいレンズなどで改善の余地は大いにあるので)

◆全体として◆
静止画メインでEVFに抵抗の無い方には面白い機種だと思います。特筆するべきはAUTO+でしょうか。これは今まで暗いところで上手く撮れなかった方とか逆光とかなんだかんだ設定とかしたくない方にはとてもカンタンで良い機能だと思います。特に暗いところ、パーティー会場とか結婚式だとかでは威力を発揮するはずです。極端な話WX5でも暗いところは今までのコンデジよりかなり撮れます。
 ただ、静止画メインの方も動画メインの方もキットの望遠レンズは動き物を追うのにはあまり向かないので注意だと思います。連写速度を売りにしている機種なのでその部分はとても残念なポイントだと感じました。

 動画は条件があれこれありますが、それでも一眼であの速さでAFが効くというだけでもスゴイことなのだと思います。上記の通り、日常のスナップメインで家の中ではあまり動画を撮らないのであれば面白い選択肢になると思いますが、正直動画の画像の安定感でいうならばEOSの方がかなり安定していると思います。ただ、EOSは動画中のAFが使い物にならないのでマニュアルフォーカス必須ですが。とりあえず動画で一眼みたいにきれいにカンタンに撮れるんでしょ的な感じの方だと愕然とする場面が出てくるかもしれません。
 動画メインでカンタンに使いたくてしかも画質も・・・という方には、まだGH1の方が良いかも。画像も安定してるし、AFもそこそこ早いし。ただ、コチラも走って向かってくる人にピントを合わせ続けられる程ではないのでそこは注意です。結論として、運動会にはまだムービーということでしょうか。

 新しい機能満載でソニーのチャレンジ精神が感じられるすごい商品だと思いますし、これからもっともっと良くしていける可能性が感じられる商品でもあると思います。ただ、現状だと未完成な部分がそこかしこにやはりあるのでその部分を許容できるかどうかが購入に踏み切れるかどうかの分かれ目になりそうです。


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  by ds610jp | 2010-09-16 02:52 | その他の記事

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